劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising-

昨日見てきた! Beginningに続いて公開初日!
アイマスと違って、そこそこ近所で公開されててありがたい。
11時会場の回ということで、朝一だったからか12人しかいなかった。大丈夫かしら。

前回のBeginningはアニメ初期の再編集が入っていたけれど、今回のRisingは完全新作!
それに加えて本編の最初にアニメ全話のまとめが流されるので、アニメ未視聴者は確実に見ては駄目な作品でした。

以下感想など。ネタバレ含んでます。



・OP

ちびキャラたちのショートアニメ。
今回参戦する新ヒーロー、ライアンにヒーローたちが自己紹介をする内容。
週替りで担当が変わるらしく、1週目はキース(スカイハイ)&ネイサン(ファイヤーエンブレム)。
Beginningの時もファイヤーエンブレムだったなあ。


・5分でわかるTIGER & BUNNY

アニメ放送分を5分(多分)で振り返り。
ストーリーを黒幕やら何やら全部話してしまうので、アニメ未視聴者は見ては駄目な内容。
そもそもアニメ見てない人が劇場二作目を見に来るかどうか……。


・全体通して

二軍落ちしていたワイルドタイガーが、バーナビーの単独一軍復帰&新ヒーローとの新コンビ結成、二軍の一斉解雇でどん底まで落とされた後、子どもの頃に憧れていたヒーローの舞台から去ることを決意。
しかし、家族・仲間の叱咤を受けた彼は、ヒーローとして再び表舞台に上がる。
Risingと冠する通りの内容でした。
ラストの戦闘シーンとかCGフルパワーでカッコイイ(小学生並みの感想)


・本編ストーリーとキャラごとの感想

今回の話は、ヒーローたちが自分と向き合う物語な感じがしましたね。
ファイヤーエンブレムは過去の自分と。
ロックバイソンはワイルドタイガーの二軍降格からの最下位、活躍できず人気のない自分と。
スカイハイは真面目にやっているつもりでも他人に笑われる自分と。
折紙サイクロンは敵に正面から立ち向かえない自分と。
ワイルドタイガーは能力が衰えた自分、そしてヒーローという存在と。

ファイヤーエンブレムは今回の話でかなりフィーチャーされてたので、しっかり解決。男は度胸、女は愛嬌。じゃあオカマは? 最強よ!

ロックバイソンは自分のキャラ付けに迷走して、他ヒーローの真似してたのがおもしろかった。特に見切れ芸。解決の糸口を見つけることはできたのか。タイガーさん復活したからランキング最下位は免れるかもね。

スカイハイはそのままの自分でいいんだ、と納得。ユニークだからね。

折紙サイクロンも最後には正面から敵に向かって倒したことだし、自信はついたはず。今回見切れシーンは見つけられなかった。

新ヒーローと組まされたバーナビーが、自己中心的なライアンに向ける言葉の節々に感じる虎徹さん臭。
やっぱり影響受けてるんだなあと感慨深くなる。だいぶ丸くなってるし。
と思ったけど、確かに最後に見たのBeginningだからツンツンしてたけど、アニメ後の話だからこんなものか。

ライアン、確かに大活躍したけど、今ひとつストーリーの核に踏み込めてなかったような気がする。
いや確かにライアンいなかったらいろいろ負けてるけど。大変だったけど。
途中まで声優が分からなくてモヤモヤしながら見てた。

Beginningの時の感想に、ホァンちゃんの私服かわいい! とか言ってたけど、今回はなんとホァンちゃんがかわいくない!!
男の子にしか見えないぞ! どうした!!
非常にショックを受けた……。
しかし本編内でブルーローズと虎徹の会話中に、空気を読めるホァンちゃんはかわいかった。

ブルーローズは相変わらずやらしい。カメラアングルのせいもあって。
楓ちゃんの相談にも乗ったり、いろいろ手を回してくれたり……。
虎徹さんを叱咤するのはやはり彼女なんだなあ。嫁か。

虎徹さん。
バーナビーと共に新オーナーから一軍復帰の話を聞くも、復帰はバーナビーのみ。
復帰の話を聞いた際には虎徹も同席していたが、オーナーはタイガーも復帰させるとは言っていなかった。
虎徹がいないことでバーナビーが一軍に戻ることを渋るかもということで、利用するためだけに同席させていただけだった。
二軍残留でヒーロー業を続けるも、ある日突然の二軍解散でクビに。
現場にたまたま居合わせた際、駆けつけようとするも、警官に「あなたはもうヒーローじゃないから」と止められてしまうシーンは哀しかった。
解雇後はツテでタクシードライバーになり、ヒーロー引退を決意。
そこに発破をかけるのがカリーナ・ライル(ブルーローズ)と娘の楓。
非常事態により一時的にヒーロー復帰! してからもドタバタのハチャメチャで不安満載。
しかし突如現れたルナティックを一人で足止めし、説得するなど、そっち系は大得意。
事件解決後、一時的ではない一軍リーグの復帰が認められるシーンは大号泣。ガンバレおじさん。


終盤に入ってから颯爽と登場するルナティック。相変わらず顔は気持ち悪いが、なんだこの底知れないカッコヨサは!!


あー、新キャラで、会社の新オーナーに就任したマーク・シュナイダーは声が大塚芳忠さん! ああ、たまらなかった。芳忠さんの演技が楽しめた。


歳取ると涙腺が弱くなるという噂は本当だったのか、今回は虎徹さんが現場で警官に止められるシーン、ファイヤーエンブレム復活とタイガー&バーナビー再結成の三本で泣いてしまった。
もう一回見たい。

敵の一人が小山力也さんだったことに気付かなかったのが心残りでもあるしね。なんで気付かなかったんだろう。